②環境の中にある可能性を発見すること。

ここで重要になるのが「アフォーダンス」という考え方です。

環境には、人に対してさまざまな

「行為の可能性」が存在しているということ。

例えば、

椅子には「座る」という可能性があり、階段には「上る」という可能性がある。

しかし、環境に可能性が存在しているからといって、必ずしも人がその行動を起こすわけではなく、

本が目の前にあっても、読まないことがある。

運動できる環境があっても、運動しないことがある。

歩ける身体であっても、外に出ないことがある。

そこには、

「その可能性が本人にどう見えているのか?」

「身体的に実行できる状態なのか?」

「心理的に安全なのか?」

「最初の一歩が大きすぎないか?」

「その環境が本人にとってどのような意味を持っているのか?」

という問題がある。

だから、治療者が考えることは、

「なぜ患者さんはやらないのか?」

だけではなく。

むしろ、

「なぜ、その環境の中にある可能性が行動として立ち上がらないのか?」

という問いが必要なのではないかと思うのです。