covid19感染症で命を亡くすのは「肺炎」が原因ですね。
肺炎について知っておく事が大切だと思います。
なぜなら、covid19を知る第1歩だと思うのです。
肺炎は、“肺に炎症“が起こった状態。
基本は、口、鼻から侵入した菌やウィルスが肺の中で炎症を起こす。
中には、非感染性でアレルギー性肺炎もある。
人の体は、様々な防御関門と免疫システムからあり、たやすく臓器に感染さない構造になっています。
部分でいうと。。。
「上気道」「下気道」と区分けできる。
上気道感染が普通の風邪。すなわち、喉頭、咽頭の炎症。
下気道→気管支炎、細気管支炎、肺炎(肺胞の手前)
このように、普通風邪(感染)では上気道で防御されるから侵入はここでとまる。
だから、のど、鼻の症状で終わる。
しかし、covid19は約1〜10日間は、上気道感染症状。その後、肺炎に移行する人がいる風邪。
という事は、前回に免疫について書いていた、今回は新型ですから抗体はない(獲得免疫は作動しない)。
だから、自然免疫力(抵抗力) が大変重要だということが考えられます。
※年配者、持病がある人、乳幼児は、抵抗力が低い為悪化しやすいと推測できます。
風邪は万病の元。
軽症で済ますには、抵抗力が機能するかににかかっています。
一般的には、免疫力は、15〜20才をピークに30代で下降し始めます。
40代で20代の50%減。
70代では80%減というデータもあります。
よって、重症化肺炎リスクが高まる訳ですね。
また、60代から様々な病気になる確率が高まる訳です。
以上の様な防御システムがあり、上気道で炎症を起こす程度で下気道まで侵入できなくなっています。しかし、年齢や基礎疾患があれば、防御システムが正常に働く事が出来ない状態である訳です。
知ってましたか?
ウィルスと細菌では炎症が起こる場所が違うという事。
細菌性肺炎
肺胞性肺炎 → 肺胞の中で炎症/ 高熱、膿痰、緑痰など。
レントゲンには、白く浸潤像として分かりやすい。
ウィルス性肺炎
間質性肺炎 → 肺胞の外と中の間で炎症/咳、呼吸困難など/悪化すると繊維化し酸素を取り込めなくなる。(ウィルス以外でも間質性肺炎は発生)
レントゲンには薄い白でウィルス性肺炎と特定しにくいと言われる。
対策としては、細菌性肺炎には、薬剤がある。しかし、ウィルスには、特定のウィルスしか、薬剤はないのが現状。
では、covid19の強さは?
感染力の強度を示す値。
「基本再生産数」と「致死率」
ここでは基本再生産数について。。。
平均何人に感染させているのかという値。
ちなみに、
天然痘 5〜8。
風疹 12〜18。
インフルエンザ 2〜3。
SARS 2〜4。
cov19 1.4〜2.5 (WHOより暫定数)
※無症状からの感染もあり、1.4〜2.5より高いとしている機関もある。
いずれにせよ。。。
当面 covid19 とお付き合いしていかねばならない環境下ですね。
水際対策としては、
手洗い、うがい、消毒、マスク、3蜜厳守。
内側対策としては、
感染したとしても上気道でストップさせること。
そのためには、やっぱり抵抗力を下げない事ですね。
面白いデータもありました。
大気汚染環境下でcovid19重篤患者率が高いというのがあるらしい。。。
タバコもしかり。。。
つづく。。。